北陸地方整備局は、両津港湊地区岸壁改良事業について、2022年度第2次補正予算に事業費6億600万円が配分された。地盤改良工事などを推進する。
両津港は人流・物流の拠点として、我が国最大の離島である佐渡島の島民生活を支えている。しかし、新潟港との間に就航するカーフェリー等が利用する岸壁(水深7・5メートル)は供用開始から50年近くが経過し、鋼管杭等の腐食など老朽化が進行しているとともに、大規模地震等が発生した場合に施設が被災する可能性があり、抜本的な対策が必要となっている。そこで、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策により、岸壁の改良および耐震化事業を推進する。
なお、同局が発表した22年度第次補正予算(ゼロ国債を含む)の発注見通しによると、佐渡市両津湊地先「両津港(湊地区)岸壁(マイナス7・5メートル)(改良)地盤改良工事」が登載。工事概要は地盤改良工(高圧噴射撹拌工法)約200平方メートル、撤去工、舗装工、仮設工各一式。工期が約7カ月。工事発注規模1億5000万円以上2億5000万円未満を見込み、第4四半期に一般競争入札で発注される。