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北陸工業新聞社
2022/12/27

【福井】新幹線敦賀・新大阪新規調査へ/福井県23年度の重点要望状況/政府予算案

 福井県は23日、2023年度の政府予算案の閣議決定に合わせ重点提案・要望の予算状況を発表。主要事業は次の通り。
※北陸新幹線
▽北陸新幹線事業推進調査 12・4億円 北陸新幹線敦賀・新大阪間 新規
▽整備新幹線整備事業費補助 うち北陸新幹線(金沢・敦賀間)の事業費 140億円 前年度比790億円減
※道路関係予算
▽道路整備 1兆6711億円(全国枠) 前年度比51億円増
※港湾整備関係
▽港湾整備事業 2444億円(全国枠) 前年度比5億円増
※治水関係
▽治水予算(直轄) 8518億円(全国枠) 前年度比34億円増
・足羽川ダム(直轄)(事業費) 182・1億円(福井県分) 前年度比約43億円増
・九頭竜川上流ダム再生(直轄)(事業費) 2億円(福井県分) 前年度比0・5億円増
※防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策
▽中部縦貫自動車道 約117億円
▽足羽川ダム 約9億円
▽福井港丸岡インター連絡道路 約16億円 等
※原子力関係
▽もんじゅ 関連経費(安全対策・維持管理、廃炉経費)179億円 (福井県分) 前年度比増減ゼロ
▽ふげん 関連経費(安全対策・維持管理・廃炉経費、使用済燃料の搬出準備)96億円 (福井県分) 前年度比3億円増
▽試験研究炉 「もんじゅ」サイトを活用した試験研究炉の設計 5億円(福井県分) 前年度比1億円増

杉本知事が談話を発表

 杉本達治知事が、23年度(令和5年度)の政府予算案について、談話を発表した。
 北陸新幹線の敦賀・新大阪間については、従来、認可後に行っていた調査も含め、施工上の課題を解決するための調査を先行的・集中的に実施するための新たな予算として、12・4億円が盛り込まれた。これにより、工期短縮と施工上の課題の解決を確実に進めるとともに、環境アセスメントや着工5条件の確認など、認可までの手続きも迅速に進め、一日も早い全線開業を実現するよう県選出の国会議員や県議会、関西・北陸など沿線の関係者と一丸となり、政府・与党に求めていく。
 また、金沢・敦賀間の事業費は、来年度末の開業を控え、設備工事などの一部の工事を残すのみとなることから、今年度から790億円減となる140億円が盛り込まれた。引き続き、来年度末の開業に向け、工程の適切な管理と、一層のコスト縮減を求めていくとしている。

hokuriku