建通新聞社
2022/12/27
【大阪】大阪市 23年度当初予算編成過程公表
大阪市は、2023年度当初予算編成過程を公表した。主な部局の歳出額の要求額を見ると、都市整備局は534億3573万円で22年度当初予算と比べ3・6%増加。建設局は1216億6975万円で同じく0・1%増、大阪港湾局は305億3037万円で同9・1%増、教育委員会事務局は1071億2031万円で同28・1%増とした。主な建設関連事業では新たに万博来場者の安全・円滑な移動にかかるアクセスルートの環境整備事業費などを要求した。
建設局では、御堂筋の道路空間再編に19億0400万円、老朽化橋梁の改修に16億6100万円などを要求。複数の課が万博来場者の安全・円滑な移動にかかるアクセスルートの環境整備事業費、万博開催に向けた主要集客エリアにおける環境整備・景観向上事業費を要求する。
都市整備局では、市営住宅建替事業に219億4233万円、生野区南部地区整備事業に15億0403万円などを要求。
大阪港湾局では、国際博覧会の開催やIRを含む国際観光拠点形成に向けた夢洲地区の土地造成・基盤整備事業に73億5517万円(港営事業会計では同事業に158億1354万円)を要求。この他、万博来場者の安全・円滑な移動にかかるアクセスルートの環境整備に4億8585万円、堤防の耐震対策に20億4130万円、万博会場周辺の修景(夢洲2区南東部盛土部)に1億2800万円を要求する。
教育委員会事務局では、老朽鉄筋校舎改築事業に116億1137万円、校舎補修等整備事業に172億7132万円などを要求。
福祉局では、長居障がい者スポーツセンター建替基本計画の調査・検討に1704万円、消防局では、消防署所建て替え整備事業で航空隊庁舎の建て替えに1億0044万円、健康局では、保健所庁舎整備事業(設計・改修工事)に1億2999万円を要求する。