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　横浜市環境創造局は12月23日、（仮称）旧上瀬谷通信施設公園に建設するパークセンター（ＰＣ）１・２などの設計者を選定するため、公募型簡易プロポーザルを公告した。業務名は「（仮称）旧上瀬谷通信施設公園パークセンター等基本設計業務委託」。参加意向申出書の提出を２０２３年１月10日まで受け付ける。提案書の提出期限は２月３日。受託候補者を３月中旬に決定し公表する。
　参加資格は、市の一般競争入札有資格者名簿に「建築設計（管理含む）」で登録されている「市内」「準市内」の単体企業、または２者の設計共同企業体。業務実績と技術者要件がある。
　基本設計の履行期限は24年１月。実施設計を24年２月〜11月に行う。基本・実施設計の概算予定価格は１億９７００万円（税込み）で、このうち基本設計は８１００万円（同）としている。
　環境体験学習ができる「ＰＣ１」と環境活動拠点となる「ＰＣ２」を新設する。また、ＰＣ２に隣接する場所に日本建築「旧太田家住宅」を移築する。
　ＰＣ１の規模は平屋約４５００�b、ＰＣ２は平屋約１５００平方�bを想定している。旧太田家住宅は木造平屋２３８平方�b。
　ＰＣ１・２のデザインは、２０２７年国際園芸博覧会（花博）協会が今後選定するデザイン監修者が監修する。

〜工事着工は25年６月頃目指す〜

　ＰＣ１・２と旧太田家住宅は、市が建物を整備した後、花博協会が花博の展示施設として使用する仮設部分の工事を別途行う。花博が閉幕した後、花博協会が復旧した上で、市は公園施設として利用するため改めて改修し供用する。この際の改修設計は別途発注する。
　建築工事は24年12月以降に発注し、議会付議案件となる場合は25年市会第２回定例会を経て、６月頃に着工する。工期は１年半程度を見込む。３棟の建築工事を分割するか、発注方法を今後検討する。
　概算工事額として、ＰＣ１は税込み上限額約43・４億円、ＰＣ２は同約７・９億円、旧太田家住宅は同約４・９億円と試算している。
　建築基本計画は山下ＰＭＣ（東京都中央区）が担当。
　公園の所在地は瀬谷区瀬谷町７４４９ノ５ほかで、面積は約65�f。　提供：建通新聞社