「福井市並行在来線新駅設置候補地検討会議」の川本義海委員長(福井大学教授)は22日、東村新一市長に対し、新駅の設置場所として「近町踏切」付近が最適との検討結果を報告した。
新駅については2020年、設置個所の可能性調査を実施した結果、候補地として福井・森田駅間で、▽開発踏切付近▽大願寺地下道〜開発踏切付近▽近町踏切付近―の3カ所を選定。
22年6月には3つの候補地の中から最も利用者増につながる候補地を絞り込むため、学識経験者ら8人で構成の検討会議を設置し、議論を重ねてきた。
報告では近町踏切付近が適しているとしたうえで、付帯意見として、▽新駅設置に伴って都市計画道路高木灯明寺線で更なる交通量の増加が見込まれることから、先行して整備すること▽パーク&ライド駐車場の整備を検討すること▽駅周辺のまちづくりとの連携を検討すること―を添えた。
東村市長は川本委員長から説明を受けると、労をねぎらい、「いただいたご意見をしっかり参考にして進めていきたい」と応じた。