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　恵那市は、12月20日に開かれた市議会定例会で、校舎が建築から50年以上が経過し、老朽化が進む長島小学校に関する秋山佳寛議員（無所属）からの一般質問について、「地元の地域自治区や保護者などで構成する『恵那市長島小学校検討委員会』を設置し、意見交換などを踏まえて今後の検討を進めていく」と答弁した。
　同校舎について、「１９７０年３月に建築し、91年から92年に大規模改修、２００４年に耐震補強を行っている。しかし、地元の地域自治区から老朽化の進行を指摘する声や、学校が指定避難所であるにも関わらず、敷地内が木曽川水系永田川・田違川洪水浸水想定区域に指定されているため、現在地での水害対策や移転候補地の検討も必要との要望が上がっている」と説明した。
　その上で、「児童にとってより良い教育環境を整備し、避難所の機能も備えた学校づくりを目指す」と述べた。また、地域自治区やＰＴＡ、おさしま二葉こども園に通う園児の保護者などで構成する「恵那市・長島小学校検討委員会」を設置したことも報告。第１回目の会合を12月26日に開催し、現状の説明や今後の進め方について意見交換を行っていく方針を示した。
　学校施設の老朽化などから、対策への方向性や時期などを盛り込んでいる「恵那市学校施設個別施設計画」では、同校は23年度に耐力度調査、24年度に基本設計・実施設計、25年度に校舎改築とプールを解体する予定となっている。
提供：建通新聞社