北海道建設新聞社
2022/12/22
【北海道】工事現場で「ちくわパン」買える 創伸建設が自販機設置
工事現場でちくわパン≠ェ買える―。創伸建設(本社・札幌)が札幌市内の建築現場に自動販売機を設け、札幌圏で展開する人気パン店「どんぐり」の冷凍調理パンを売り出している。一般市民が建設現場を訪れるきっかけをつくり、建設業を身近に感じてもらおうという狙い。フードロス削減にも貢献する。
パンの自販機があるのは、地下鉄東西線円山公園駅付近で環状通に面した札幌ウィークリー発注の仮称マルヤマビル新築現場(中央区南1条西27丁目)。パンは3つずつ箱詰めし、どんぐりを代表するちくわパンセットとランダムセットを各500円で8月中旬から販売してきた。
取り扱うのは各店舗で閉店までに売り切れなかったパン。長期保存できる冷凍処理を施して再販売することで、食品廃棄問題解消に協力する意味合いも込める。創伸建設の妹尾聡管理部長によると「月500個程度で推移し、累計約2000個販売している」という。
現場事務所には電子レンジを用意し、従事者もパンを味わえるようにした。販売時間は午前7時から午後6時まで。工期の2023年3月末まで続ける予定だ。