戸倉保育園の改築で参考事業費を公表
老朽化などにより今年度中に現地建て替えか移転かの整備方針を決める戸倉保育園について、千曲市は2回目となる改築事業基本計画の検討委員会を12月21日開催。委員会では現地建て替えと移転建て替えのそれぞれの参考となる事業費を明らかにした。
現地建て替えの総額は10億6300万円を試算した。内訳は基本・実施設計委託(3000万)、測量など委託(800万)、工事費(9億)、仮設園舎(8500万)、解体設計委託(200万)、解体工事(3800万)となっている。
移転建て替えは同じく12億1048万円。現地建て替えと異なる部分は仮設園舎分は加算せず、用地購入に1億3248万円を、工事費は10億円を試算した。なお、これらの試算根拠は屋代・雨宮・あんず保育園の実施時に基づくもの。財源に関しては市債を考えている。
また、委員会では在園児保護者からのアンケートの結果を提示した。建て替え時における重要項目がまとめられ、安全性、駐車場・道路、地域や立地などの項目が上位を占めた。
今後のスケジュールは、年度内に第3回検討委員会の開催を予定している。以降の予定は2023年度に基本計画の策定、24年度から基本設計および実施設計を行い、25年度から2カ年で工事着手し27年度の開園を目指す。
提供:新建新聞社