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　横浜市都市整備局は、旧上瀬谷通信施設の「観光・にぎわい地区」に計画しているテーマパークの整備に向け、２０２３年２月に民間事業者の募集要項と「デザインノート」を公表し、事業提案の募集を開始する。事業予定者は夏に決定する。具体的な整備スケジュールは事業提案によるため、現段階では未定。12月20日に開かれた市会建築・都市整備・道路委員会に報告するとともに「デザインノート（案）」を示した。
　旧上瀬谷通信施設の観光・にぎわい地区約70�fに、テーマパークを核とした複合的な集客施設の建設を計画しており、整備・運営する民間事業者を公募する。
　これに先立ち、通信施設地区全体で目指す姿を事業者と共有する「旧上瀬谷通信施設土地利用基本計画デザインノート（案）」をまとめた。20年３月に策定した「旧上瀬谷通信施設土地利用基本計画」を具体化したもので「観光・賑わい地区」と「物流地区」「農業振興地区」「公園・防災地区」の各地区に求めるデザインイメージも示す。
　地区全体のテーマは�@地区のポテンシャルを活用したグリーンインフラ・脱炭素への取り組み�A居心地がよく歩きたくなる環境とさまざまな交通ネットワークの形成�B公民連携による地区間の境界デザインの検討�C市域・周辺地域での災害対応力の強化�Dさまざまな機能・事業者などにより相乗効果を発揮するエリアマネジメントの実施―の五つ。
　このデザインノート（案）について、12月21日〜23年１月20日に市民意見を募集し、成案を２月の事業提案の募集要項付属資料とする。
　市は11月、事業提案を審査する横浜市旧上瀬谷通信施設地区活用事業審査委員会を設置した。
　委員は次の通り（敬称略）。
　▽委員長・岸井隆幸（計量計画研究所代表理事）▽副委員長・村上暁信（筑波大学システム情報系教授）▽岩村和夫（東京都市大学名誉教授）▽楓千里（國學院大學観光まちづくり学部観光まちづくり学科教授）▽佐藤麻子（Ｒ＆Ｇ横浜法律事務所）▽竹内智子（千葉大学大学院園芸学研究院准教授）▽山口直也（青山学院大学大学院会計プロフェッショナル研究科教授）　提供：建通新聞社