東京発電(東京都台東区 堀部慶次代表取締役)は、糸魚川市小滝〜須沢地内「(仮称)姫川第八発電所新設計画のうち土木・建築工事」の募集要項を公告した。
申請書は2023年1月31日まで受け付ける。資格は02年度以降にTBMおよびNATM工法での延長1500メートル以上の山岳トンネル工事、水力発電所の水圧鉄管据付工事(直径、延長問わず)、水車発電機基礎の構築工事(発電機形式、出力問わず)の元請実績があることなど(JVの場合は全構成員が対象)。
優先交渉権者とは、まず関連業務2件を先行契約。業務後に許認可先、地権者との事前協議ならびに基本了解が得られた段階で工事を契約する。
【業務】
▽許認可申請図書作成委託
業務内容は構造計算を含む詳細設計、環境影響評価準備書必要書類作成、河川法必要書類作成。期間は25年3月20日までとなる。
▽追加調査委託
業務内容は基本設計で実施ている調査以外の追加調査。履行期間は契約締結の翌日から未定(業務内容による)。
【工事】
▽土木・建築工事
工事概要は(仮称)姫川第八発電所新設が分水槽、導水路トンネル(9345メートル)、水槽・水圧管路、水車発電機基礎・発電所本館、放水路・放水合流槽の各新設、導水路と放水路・放水口の通水能改善、水槽余水路減勢槽改良、姫川第七発電所改良・関連除却は導水路と放水路・放水口通水能改善、水槽余水路減勢槽改良。工期は27年から31年まで。
予定では23年3月31日までに資格審査の結果通知とともに仕様書を提示、4月中に現場説明、7月31日まで施工計画・見積もり書提出、9月30日までに審査・ヒアリングを実施し、10月中に業務2件の先行契約となる。
老朽化が進む姫川第七発電所の発電設備2機(ともに出力2万3300キロワット)のうち1号機を廃止し、最大出力3万6000キロワット、最大使用水量43・64立方メートル/秒の発電所を新設するもの。