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北陸工業新聞社
2022/12/20

【富山】富山市/アドバイザリー費を補正/総合体育館改修に民活導入

 富山市は、総合体育館における民間活力導入に向けてアドバイザリー業務を委託する。12月補正予算案に事業費3300万円を計上している。
 同体育館(湊入船町地内、RC造地下1階地上3階建て延べ2万8681平方メートル)は「2000年とやま国体」の開催に伴い、1999年に建設されてから20年以上が経過し建築・設備の老朽化への対応が課題。バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の富山グラウジーズのホームアリーナで、同チームから改修が要望されている。
 市は同体育館の長寿命化に係る費用について、2021年度に約21億円と試算。資材高騰の影響でさらに上積みが想定されている。今後、民間活力導入に向けて改修を含む事業手法の検討と、選定した事業手法に基づく事業化に係る取り組みを進めていく。
 アドバイザリー業務では、事業スキームの検討や事業方針の検討、募集要項の作成などを行う。議決後、コンサルに委託し事業手法の検討、事業者公募支援を23年度末までに行い、24年度に事業者選定および契約手続き支援、同年度末から特定事業契約に基づく設計・施工を実施する予定だ。

hokuriku