白山市は、総合計画に定めた基本理念やまちづくりの目標を実現するため、中期計画(2023〜27年度)を策定した。各課が所管する主要事業が示されており、19日に開かれた市議会産業建設、総務企画、文教福祉の3常任委員会で明らかにした。
このうち、新規に加賀笠間駅周辺地区都市構造再編集中支援事業を掲示。東西を移動できる自由通路の整備を挙げた。エレベーターの設置などを含め、利便性の向上へ今後、関係機関と協議しながら事業計画を進めていく方針だ。総事業費は10億6000万円を見込んでいる。
安全で快適な教育施設の整備では、広陽小学校(知気寺町地内)の増築と長寿命化改良工事のスケジュールなどに市側が言及。鶴来北部地域の土地区画整理事業や宅地開発事業に伴い、増加が見込まれる児童の受け皿強化として同小学校を拡充整備し、安心・安全の教育環境を整える。総事業費に23億3700万円を設定している。
このほか、中期計画に示した主な事業内容は次の通り(事業名、事業個所、年度ごとの事業費の順)。
▽松任小学校長寿命化改良事業 末広1丁目 23年度=1億2500万円、24年度=2億8100万円、25年度=7億2700万円
▽北星中学校長寿命化改良事業 平木町 23年度=1億7800万円、24年度=5億4900万円、25年度=6億8000万円
▽柏野公民館建設事業 下柏野町 23年度=3億100万円、24年度=6300万円
▽中奥公民館建設事業 中奥町 23年度=1億7300万円、24年度=3億4000万円、25年度=4100万円
▽(新)松任総合運動公園多目的グラウンド芝張替事業 市内 23年度=2億9600万円
▽市柴木第二および部入道土地区画整理事業(市補助分) 柴木町、部入道町 23年度=3億円、24年度=3億円
▽本庁舎防災対策事業 市内 23年度=4億900万円、24年度=6億1300万円
▽新工業団地整備事業 八田中町外 23年度=12億6700万円、24年度=8400万円