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　三ツ沢公園球技場（ニッパツ三ツ沢球技場）の建て替えに伴う三ツ沢公園の再整備で、横浜市環境創造局は、新たな球技場の整備についてＯＮＯＤＥＲＡ　ＧＲＯＵＰとの協議を継続する中、建設予定地の既存施設の代替を三ツ沢公園内外で手当てする方向性を示した。補助陸上競技場を現位置付近に、自由広場を公園内に再整備。第２テニスコートと青少年野外活動センターは、他の公園に整備する方向で候補地を検討している。「三ツ沢公園再整備基本構想（案）」をまとめ、12月16日に開いた市会温暖化対策・環境創造・資源循環委員会で報告した。
　新たな球技場を青少年野外活動センターや自由広場、補助陸上競技場、第２テニスコートなどのあるエリアに建設する。
　ニッパツ三ツ沢球技場は存続し、必要な修繕を行った上で引き続き使用する。市民とプロスポーツチーム双方の球技場利用枠を拡大し、プレー環境を充実させる。
　新球技場の整備エリア以外では陸上競技場本体は施設を更新し、第３テニスコートは増設する。
　本年度は基本構想（案）の整理を「三ツ沢公園再整備計画検討業務」として、戸田芳樹風景計画（横浜市中区）に委託して進めている。
　
〜再整備で健康増進・地域の魅力づくり〜
　
　６月に「再整備に向けた基本的な考え方（案）」を示し、８〜９月に募集した市民意見を反映した基本構想（案）では、代替施設の確保といった課題への対応策をまとめ、再整備で▽スポーツのできる公園の充実▽健康増進・地域の魅力づくり▽花と緑の充実による講演の魅力向上▽災害時における防災機能の充実―の四つの考え方を示した。
　健康増進・地域の魅力づくりで公園内の散策路（トリムコース）を再整備の配置に併せて充実させる。地域住民や公園を訪れる多様な人たちの憩いやにぎわい形成の場となる広場を整備し、カフェなど便益施設の設置を検討する。花と緑の充実では、整備の影響を受ける範囲の樹木を移植して継承するとともに、桜の広場など新たな名所を設ける。馬術練習場側にある平面駐車場は立体化を検討する。
　市民病院の建設に伴い廃止された野球場は、旧市民病院跡地に整備する。基本構想（案）に盛り込んだ。現在、病院建物の解体を進めている。野球場整備の基本計画は、14年度に協和コンサルタンツ横浜営業所（横浜市中区）で行った。
　三ツ沢公園の所在地は神奈川区三ツ沢西町３ノ１で、面積は28�f。

〜ＯＮＯＤＥＲＡ　Ｇが球技場建設を提案〜

　Ｊリーグ横浜ＦＣの親会社であるＯＮＯＤＥＲＡ　ＧＲＯＵＰは10月、市に「２万人規模の新たな球技場を建設し、横浜市に寄付する」と提案した。整備スケジュールや建設費は未定。　提供：建通新聞社