県建築課営繕室は15日、志布志高校校舎改築基本設計を公募型プロポーザルで実施する要領を公告した。延べ面積は約4000uで、参加資格は県内1級事務所の単体で、設計共同企業体は認めていない。参加表明は年1月6日まで、技術提案書は19日午後4時までで、2月上旬に審査結果、同月中旬の契約を目指す。
場所は志布志市志布志町安楽地内で敷地面積は約7万5300u。地区地域は都市計画区域内で第一種住居地域(建ぺい率60%、容積率200%)となっている。
同校は大隅地区の高等教育の中核を担う重要な拠点校で現在、老朽化や生徒数の減少から施設の集約化等を考慮した上で一部施設の改築と大規模改修を計画している。今回は改築部分の基本設計を委託する。
改築対象となる校舎は、1959年築の管理教室棟(RC造2階建1927u)と60年築で特別教室棟(同1337u)、70年築の同じく特別教室棟の半分(同900u)の計3棟(4164u)。
参加資格は県内に本店がある1級建築士事務所で、直接的かつ恒常的(3カ月以上)雇用関係にある1級3人以上かつ1級または2級を4人以上の体制を求め、建築課が発注した建築設計業務2件以上と姶良家畜衛生所新築基本・実施設計(ゲンプラン設計)、鹿屋警察署改築基本設計(永園設計)を受託している者は参加できないとしている。
委託期限は2023年3月24日までだが、第1回県議会定例会で繰り越し措置を行い、7月31日まで延長予定となっている。