北陸地方整備局伏木富山港湾事務所は、国の第2次補正予算で伏木富山港伏木地区防波堤改良事業に8億6600万円が配分されたことを受け、工事を推進する。事業費の内訳は工事費8億6000万円、測量設計費600万円。
今年度発注見通し(12月分)には▽伏木富山港(伏木地区)防波堤(北)(改良)消波工事 高岡市伏木磯町地内 消波工(消波ブロック製作40トン型、約200個)▽伏木富山港(伏木地区)防波堤(北)(改良)付帯施設築造工事 射水市海王町地先 基礎工約60メートル、被覆工約20メートル、消波工約20メートル、補修工一式▽伏木富山港(伏木地区)防波堤(北)(改良)築造工事 高岡市伏木磯町地先 撤去工一式(消波ブロック(25トン型)約400個)、消波工約120メートル(消波ブロック40トン型、約400個)、補修工一式−の3件が盛り込まれ、いずれも発注規模は1億5000万円以上2億5000万円未満に設定している。
同地区の防波堤(北)は背後に立地する企業を守り、航行船舶の安全性の向上のため整備したが、消波ブロックの沈下などで堤体が不安定な状態にあることから「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」として改良事業を推し進める。