トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2022/12/16

【新潟】概算12億、来春公告へ/柏崎市田尻保育園改築事業/当初予算に継続費

 柏崎市は、改築を計画している田尻保育園について、新園舎の概要などをまとめ、14日の文教厚生常任委員協議会で提示した。
 それによると、新園舎の建設規模はS造2階建て延べ約1650平方メートルとし、1階には0〜1歳児用のほふく室、2歳児用の保育室、新機能となる一時預かり室、事務室、遊戯室、給食室を配置。2階には3歳児および4〜5歳児用の保育室、遊戯室、更衣室、休憩室、事務室、会議室を設ける。定員は200人。また、別棟としてW造平屋建て延べ100平方メートル程度の子育て支援室も造る。その他の新機能としては、エレベーター設置(車いす・給食用)、クールダウンスペース(支援が必要な園児を落ち着かせる部屋)の設置、太陽光発電設備(20キロワット)の設置など。
 場所は現園舎斜向いの三ツ家農村公園(大字安田1413−1の一部)=図(1)=で、敷地面積は約3000平方メートル。駐車場は新園舎北側に保護者用32台分(おもいやり駐車場2台)のほか、現園舎跡地に職員用37台。また、田尻コミュニティセンター東側の土地=図(2)=を取得し、職員用34台を確保。取得費用は727万1000円で、12月補正予算案に計上した。
 概算工事費は12億円(園舎のみ)。23年度当初予算に2カ年度分の継続費を設定し、春ごろに公告・入札を実施(発注形式は検討中)。市議会6月定例会で承認を得て、7月ごろに着工し、24年7月ごろ竣工を目指す。9月ごろに先行使用を開始、10月ごろに現園舎を解体し、跡地に職員用駐車場と三ツ家農村公園の代替公園(約1287平方メートル)を整備。25年4月に安田保育園を統合し、「新」田尻保育園として開園する予定だ。
 老朽化が著しい現園舎を建て替え、時代に合う施設とする。設計コンセプトは▽園児の安全性の確保▽清潔で快適な生活空間▽シンプルな架構と豊かな内部空間▽ユニバーサルデザイン▽スムーズな送迎への配慮▽降雪時の対応−の6項目。
 設計は村田建築設計事務所(柏崎市半田2丁目)が担当。

hokuriku