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　白山市議会１２月会議が１５日に開かれ、一般質問が行われた。同市役所本庁舎と公立松任石川中央病院の間の土地利用について、合同庁舎の建設案に活用したいとの意向を市側が示した。小川義昭議員の質問に喜多悟史建設部長が答えた。
　喜多部長は、９月に馳浩知事が同市を訪問したことを報告。「あくまで案であるが」と前置きした上で、同エリアを対象とした公共公益ゾーンの活用策として国、県の出先機関や市の施設を想定した合同庁舎案を提案したことを説明した。
　ただ、出先機関の利用を想定した場合、実施主体の選定や集積する施設の改築更新計画の見直しなど調整する課題が多いと指摘。その上で「まずは関係機関の意向を確認しながら、公共公益ゾーンとして、どのような活用策が適切か検討し、調整が概ね整い、計画が具体化した段階で市民に示したい」との返答にとどめた。
　このほか、小川議員は、老朽化が進む同病院（同市倉光３丁目）の増改築計画を挙げ、市としての見解を聞いた。
　これに対し、井田正一副市長は「現在は基本構想の段階であり、今後の基本計画や基本設計の中で総事業費、財源、資金計画などが示される」との認識を示した。
　同病院については、第７次増改築工事に向け、共同建築設計事務所（東京都新宿区）で基本構想を進めている。