愛知県看護協会(名古屋市昭和区円上町26ノ18)は、北区大曽根で新会館の整備を計画している。概算投資額は土地・建物・備品合わせて41億円。2023年11月の着工を目指し、今後、施工者を選定する考え。
新会館の規模は鉄骨造5階建て延べ4854平方b。1階には240席の多目的ホールを設ける。2階は事務エリアとし、3階には図書室やプライベートスペースなどを設置。4〜5階は研修・会議フロアと定め、4階に実習室2室と会議室1室、5階に実習室1室と会議室2室を整備する予定。
完成は25年2月に工事を終え、同年3月には移転の作業を終えたい考え。オープン時期については未定とした。設計は伊藤建築設計事務所(名古屋市中区)が担当している。
建設地は名古屋市北区大曽根3ノ17ノ23。瀬戸信用金庫大曽根支店(瀬信ビル)の跡地で、敷地面積は1372平方b。敷地北側が市道名古屋環状線に面している。
現会館は建設から35年以上が経過。老朽化が目立つ他、研修室の不足などから移転を決めた。建物は看護協会、土地は愛知県が保有している。現会館の一部が隣接する愛知県の施設と接続しているため、同協会は今後、移転後の建物の処遇を愛知県と協議するとしている。
提供:建通新聞社