国第2次補正を受けて砂防関係事業が大幅に追加される。県土整備部は砂防・急傾斜地崩壊対策事業に20億円を上積みし、12月県議会での議決を待って各事務所と局に配分する。
国補正を踏まえ、補助と交付金の内示状況をまとめた。同部は「ほぼ要求額通り」(治山砂防課)と話しており、追加事業費は22年度当初予算の7割近くに上る。
大半を年明けから年度末にかけて執行する。
主なカ所は、補助の佐陀川(伯耆町丸山)1億5000万円、大谷川(三朝町三徳)7000万円、狐峪(日南町丸山)8000万円。砂防メンテナンスでは、須澄川(若桜町)に4000万円と舟場川(日野町)に5000万円を付けて既設堰堤をスリットダムに改修するほか、堰堤を分厚く改良する。
交付金の通常砂防は金屋下谷川(鳥取市用瀬町)5000万円、小谷川(智頭町智頭)6000万円、山ノ上川(江府町佐川)5000万円。火山砂防は奥山川(伯耆町根雨原)8000万円など。
また、急傾斜地対策は卯垣4丁目地区(鳥取市)に3000万円を追加する。
各事務所と局に配分する追加想定額は次の通り。
▼鳥取県土=17カ所、3億2500万円▼八頭県土=3カ所、1億3000万円▼中部県土=16カ所、3億8500万円▼米子県土=25カ所、6億2600万円▼日野県土=17カ所、4億円▼本庁=1億4700万円(情報基盤、航空レーザ測量など)
日刊建設工業新聞