日本工業経済新聞社(埼玉)
2022/12/14
【埼玉】さいたま市 中央区役所と周辺再編で公募までの行程示す
さいたま市は、中央区役所(中央区下落合5−7−10)と周辺の公共施設の再編に向けた現時点の検討行程を市議会に説明した。2023年2月〜3月ごろ基本計画案に対する市民意見の募集(パブリックコメント)を行い、23年3月までに基本計画を取りまとめる。23年度から、事業者公募のための実施方針などの作成を進め、24年度にも公募開始する考え。
基本計画(業務委託先=PwCアドバイザリー)に盛り込む「施設配置計画」、「複合施設への導入機能」、「民間エリア側の導入機能」、「デジタルトランスフォーメーション(DX)や脱炭素化の推進」、「事業手法」などの検討が現在進行中。
再編対象の施設は、同区役所の本館・別館(延べ床面積1万817u)のほか、▽老人福祉センターいこい荘(同1075u)▽与野図書館(同2487u)▽下落合プール(同1532u)▽下落合公民館(同813u)▽産業文化センター(同4058u)▽向原児童センター(同422u)。
こうした事業区域を公共、民間の各エリアに再編する。
8日には、法令上の特定事業選定などを諮問するPFI等審査委員会の第1回会合を開いている。公募のための実施方針の作成には、民間事業者との対話で得た意見やアイデアも参考にしながら取り組む。