甲賀市は、推進している「道の駅あいの土山整備事業」について、来月に造成工事を発注する考えだ。
発注方式は、事後審査型一般競争入札を予定。工期は、約3ヵ月程度を見込んでいる。
その後については、23年度(令和5年度)中に実施設計業務を発注し、適時の工事発注へと進める方針。なお、実施設計業務の発注方式は現在検討中としている。
同市土山町北土山2900番地にある同施設は、93年(平成5年)に道の駅に認定され、その登録番号が1番であることから、「近畿で最初の道の駅」とも言われている。その後、順調に来客数を伸ばしてきたが、8年(平成20年)2月の新名神高速道路開通以降、国道1号線の交通量半減に伴い売り上げが減少している。加えて、敷地約5000平方b内にある、昭和56年建設のRC造2階建、延675・6平方bの観光農業・漁業に寄与することを目的とした観光客総合案内及び情報収集・発信施設棟の老朽化が進み、施設改修が必要なことや▽現況の駐車場が40台分のスペースしか確保できておらず、連休などの繁忙期は満車から同駅に停車出来ず駅内各種施設の利用機会を潰している▽誘導看板が老朽化している―などといった問題を抱えていることから、リフレッシュ工事が計画された。
なお、基本設計業務は隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)が担当。
提供:滋賀産業新聞