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建通新聞社
2022/12/13

【大阪】箕面市 新市立病院整備へ基本構想案公表

 箕面市は、市立病院を移転建て替えするため基本構想案を公表した。概算事業費を226億〜325億円と試算し、このうち設計監理・建築工事費に161億〜258億円、医療機器等整備費に42億〜44億円、用地取得費に9億円、造成や駐車場整備費などその他に14億円を見込む。2025年度の着工、27年度中の開院を目指す。
 新病院は、船場東1丁目内のCOM1号館の跡地と、隣接する新船場北公園の敷地面積約1万4700平方bに建設する。延べ床面積は約3万2600〜4万2100平方bを想定している。整備手法は、工期短縮が期待できるアーリー・コントラクト・インボルブメント(ECI)方式または基本設計からのデザインビルド(DB)方式から選ぶ。
 市周辺の豊能二次医療圏にある他病院と再編統合することで、急性期病床を最低でも300床、可能な限り350床に近い数を確保する。急性期病床とは別に回復期リハビリテーション病床も最大50床の整備を目標にする。運営方法は指定管理者制度を採用し、指定期間は20年間とする。病室は集中治療室など一部を除き府内では初となる全室個室化を予定している。
 診療科は内科(総合)、消化器内科、循環器内科、血液内科、神経内科、精神科、小児科、呼吸器外科、消化器外科、乳腺・甲状腺外科、リハビリテーション科、放射線科など27診療科を置く。
 現市立病院は1981年7月に開院。病床数は317床で、このうち50床が回復リハビリ病床。施設規模は、本館が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て塔屋2階付き延べ2万0782平方b、リハビリテーション棟が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て塔屋1階付き延べ1万3330平方b。