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日本工業経済新聞社(群馬)
2022/12/12

【群馬】桐生厚生総合病院は第1回在り方検討会

桐生地域医療組合(管理者=荒木恵司桐生市長)は12日、桐生厚生総合病院(織姫町6−6−3)の新病院建て替えに向けて、第1回桐生厚生総合病院新病院あり方検討委員会を開催した。外部委員の委嘱状交付式のほか、委員長、副委員長の選任、設置要綱の確認、委員会の進め方を議題に意見を出し合った。委員長には地域医療研究・教育センター長群馬大学医学部教授地域医療研究・教育センター長の村上正巳氏が選ばれた。
同病院は建設からまもなく35年を迎えようとしており、耐用年数とされる39年が間近に迫っている。今後深刻な問題が発生する可能性もあり、外部の有識者を入れてのあり方検討の着手となった。現在の病院の規模はRC造地上8階、地下2階建て、延べ床面積約3万4000uの規模。
冒頭、管理者の荒木恵司桐生市長は「施設の老朽化のほか、自然災害の対応などさまざまな変化が加わっている。現在の病院と必要とされるニーズを比較した時、新病院の建設に向けた検討を始めなくてはならない時期に来ている」と述べた。
委員長となった村上氏は「新病院の建設に向けて、身の引き締まる思いだ」とあいさつした。なお、副委員長には桐生市医師会長の菊地一真氏が就いた。
委員会は全5回、3カ月に1度のペースを想定している。桐生市の11月定例記者会見では、荒木市長が委員会を完全公開で行うと明言したが、加藤院長は「全項目を完全公開で行うのは厳しい。完全公開で行うと意見が出てこないと思うので、一部非公開で行い、まとまったら公開するという形はどうか」と意見を述べ、委員会は可能な限りは公開して開催するとした。
今後のスケジュールについては基本構想の中で、新病院建設の必要性、現状と課題などを洗い出し、新病院の建設地や概算事業費などの方向性を定め、明文化していく。その後は基本計画、基本設計、実施設計、建設工事と移行していく方針。
新病院あり方検討委員会のメンバー15人は次のとおり。(敬称略)
◇桐生市医師会長=菊地一真◇桐生市歯科医師会長=星野浩之◇桐生薬剤師会長=橋一之◇群馬大学医学部教授地域医療研究・教育センター長=村上正巳◇桐生保健福祉事務所長=石田祐子◇桐生市保健福祉部長=助川直樹◇みどり市保健福祉部長=橋健夫◇桐生市消防長=石内和久◇院長=加藤広行◇院長補佐=高橋満弘◇副院長=森永暢浩◇医療局長=飯田智広◇小児科診療部長=大木康史◇看護部長=粕川由貴子◇事務長=関口宏−。