南魚沼市は、DB方式での発注を計画している統合給食センターの新築について、2023年4月上旬に公告する。これに先立ち、今月下旬に事業方針と要求水準書案を公表する。
発注は設計・工事管理企業と、建築一式工事業者を代表者、電気設備工事業者、機械設備工事業者を構成員とする乙型JV(分担施工方式)から成るグループが対象となる。JV参加資格については、建築一式工事業者には一定の格付けなどを求めるが、電気設備、機械設備の各業者については、地元企業の参入する余地を広くする観点から、要件を比較的緩やかなものとする考えだ。
事業スケジュールは、23年5月中旬まで参加資格審査書類を受け付け、7月下旬ごろに事業者ヒアリングを実施、検討委員会での選考を経て事業者を決定し、8月に仮契約、9月の市議会定例会で本契約を議決する。その後、25年6月までを施設整備期間とし、8月下旬の供用開始となる。
建設地は旧大巻小学校跡地で、面積は約8681平方メートル。配食数は3500食程度を想定する。
現在、市内では3カ所の給食センターが稼働しているが、このうち、大和学校給食センター(浦佐5278番地6)は竣工から30年余りが経過し老朽化が深刻化。加えて、少子化の進行や学校再編などの動きも鑑み、六日町学校給食センター(二日町431番地2)と統合した新たな施設を建設する。
基本仕様書作成業務委託はアトラスワークス(東京都中央区)、地質・解析調査はNNCエンジニアリング南魚沼支社(南魚沼市大崎)が担当している。