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建設新聞社(長崎)
2022/12/12

【長崎】県五島振興局管内の農業農村整備 本年度は約3億で事業推進

全6地区で計画、農地整備が中心


 県五島振興局は、管内で予定されている農業農村整備関連の事業内容をまとめた。全6地区で計画。農地整備事業(経営体育成型)、農村地域防災減災事業(ため池整備)、農地整備事業(畑地帯担い手育成型)、農村地域防災減災事業を行うこととした。2022年度当初時点における事業費総額は2億9499万4000円。23年度以降の事業費は15億8190万6000円となる見通しだ。


 このうち、農地整備事業(経営体育成型)が2地区1億6999万4000円で最多。ほか、農村地域防災減災事業(ため池整備)が2地区9300万円、農地整備事業(畑地帯担い手育成型)が1地区2000万円、農村地域防災減災事業が1地区1200万円となっている。

 農地整備事業(経営体育成型)においては本年度、久賀地区、寺脇地区で事業を推進する。このうち久賀地区の総事業費は8億6300万円)。同地区では、区画整理3・8fのほか、海域調査一式・換地業務一式を予定している。寺脇地区の総事業費は19億7500万円。同地区では、区画整理7・1fと区画整理実施設計業務一式、換地業務一式を計画している。

 富江・日の出地区で進められている農地整備事業(畑地帯担い手育成型)の総事業費は8億6100万円。予定工期は25年度となる見込み。22年度はコンサルタント業務が主体で、区画整理実施設計一式と換地原案作成一式が計画されている。

 また、農村地域防災減災事業(ため池整備)は富江、五島の両地区で実施される。富江地区においては、新堤ため池の付帯工一式(法面保護工事)を予定。工期は23年度までと見込まれている。

 五島地区では、津木ため池の整備工事を計画。工期は富江地区と同様、23年度が目標とされている。

 ほ場整備の場合、現況が狭小不整形で排水路も未整備、また、道路は狭いなどの状況にあるケースが多い。

 このような課題を解消するため、区画整理および畑地かんがい施設の整備を計画。意欲ある担い手農家に農地を集積して、農業の安定と活性化を図るのが目的だ。

ksrogo