トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2022/12/09

【大阪】大阪母子医療センター23年度に基本設計

 大阪府がまとめた2023年度当初予算編成に向けた要求書によると、府立病院機構大阪母子医療センター整備事業の基本設計費、測量費をそれぞれ要求していることが分かった。基本設計業務は同センターが発注する。
 病院を運営しながら現地で建て替える計画で、敷地西側にある看護師宿舎の敷地に新棟を建設する。新センターの延べ床面積は約4万5000平方b、研究所は現状と同程度の約3000平方bを想定。整備病床数は約300床を設ける。
 基本設計では、22年度にまとめる基本計画を踏まえて、事業手法・発注方式・契約方式、新病院の規模や施設内容、工事スケジュール、概算工事費の検討などを行う。
 現在の本館は鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ3万2620平方b。この他、研究所(鉄筋コンクリート造5階建て延べ2877平方b)、付属機械棟(同造582平方b)、託児所(同造平屋198平方b)、センター別館(同造2階建て延べ890平方b)などがある。所在地は和泉市室堂町840。
 23年度に基本設計、24〜25年度に実施設計、26〜28年度に工事を行い、29年度に開院する予定。開院後29〜31年度に撤去・外構工事を行う。
 基本計画策定支援はシップヘルスケアリサーチ&コンサルティング・安井建築設計事務所共同企業体が担当。
 府の要求書によると、大阪母子医療センター整備事業の基本設計費に9316万円、測量費に499万円をそれぞれ要求する。事業費は大阪府と同センターが2分の1ずつそれぞれ負担する。