福島建設工業新聞社
2022/12/09
【福島】年度内に設計プロポ手続き開始/福島市消防本部・福島消防署新庁舎
福島市は、2028年4月の供用開始を目指す消防本部・福島消防署新庁舎の基本設計をプロポーザル方式で選定する。
消防署現施設は1971年、天神町14の25地内の敷地2854.85uにRC造3階建て延べ1445uで建設した。旧耐震基準で老朽化も進み、敷地も手狭となっているため、2022年3月の市議会定例会で市民センターへ移転・統合する市民会館を中心とした跡地(霞町1の52地内)への移転方針を明らかにした。
今年度に基本設計のプロポーザル手続きを開始するほか、敷地の測量を実施する。設計事業者選定は23年度にずれ込む見通し。同年度に基本設計、24年度に実施設計を行う。9月末の市民センター完成後に市民会館解体を行い、25年度に建設工事に入る。
新庁舎は消防庁舎と屋内訓練棟で構成。災害発生時に消防防災活動の中枢、中核となる消防本部の強化を図る。新型感染症防止対策で、事務スペースと市民活用スペースを区分する。
道路アクセスは南側の曽根田桜木町線を緊急車両出動口とし、西側の杉妻町御山線からの出入りも検討する。