九十九里町は11月、「学校規模適正化・適正配置基本方針」を策定した。2028年4月に九十九里小学校、片貝小学校、豊海小学校を統合し、片貝1899―4にある九十九里中学校敷地内または隣接地に新たな小学校を建設する。隣接地を使用する場合は、用地買収を行う予定。また、新設小学校には、図書館・博物館等の文化施設や交流施設などを併設。さらに、防災拠点として十分な耐震性を確保するとともに、非常用発電設備を設置する。
今後は、(仮称)学校規模適正化・適正配置基本計画や実施計画について素案を作成し、町民を対象とするパブリックコメントを経て、策定。計画に基づき、学校規模適正化・適正配置を実施する。
九十九里小学校は、小関1797―1にある。敷地面積は2万8224u。建物の規模等は▽普通教室棟=RC造2階建て、延べ床面積2957u、1990年度建築▽特別教室棟=RC造2階建て、延べ床面積1634u、91年度建築▽屋内運動場=RC造2階建て、延べ床面積1697u、97年度建築。
片貝小学校は、片貝3193の敷地面積2万3390uに所在。建物の規模等は▽校舎=RC造2階建て、延べ床面積3534u、77年度建築▽屋内運動場=RC造2階建て、延べ床面積1133u、87年度建築。
豊海小学校は、不動堂306に所在。敷地面積は2万5646u。建物の規模等は▽校舎=RC造2階建て、延べ床面積4156u、2006年度建築▽屋内運動場=RC造2階建て、延べ床面積1651u、1991年度建築。
各小学校閉校後の跡地の利活用に関しては、関係機関などと連携・協議を図り、検討を進めていく。
21年12月8日の第4回学校のあり方検討委員会会議では、28年4月の町立小学校統合、九十九里中学校隣接地での新設小学校建設、図書館・博物館など文化施設の学校併設、災害に強い学校施設の建設などが提言された。