建通新聞社(神奈川)
2022/12/07
【神奈川】ライオン 小田原に一般用医薬品新工場建設
【小田原】ライオン(東京都墨田区)は、小田原市にある同社小田原工場の敷地内に新たに一般用医薬品の工場を建設することを明らかにした。約180億円を投じ、解熱鎮痛薬を生産する新工場を建設する計画で、2023年3月の着工、25年中の稼働を予定している。新工場の延べ床面積などの規模や、設計・施工者などについては非公表としている。
同社小田原工場の所在地は小田原市田島100。ハミガキやデンタルリンス、医薬品などを生産している。敷地内に建築面積約4800平方bを確保して、建設用地に充てる。
同社がバファリンシリーズを展開している解熱鎮痛薬市場は、新型コロナウイルス感染症により市場が拡大しており、今後も堅調に拡大・成長すると見込んでいる。
これらの一般用医薬品分野において、将来にわたってより安定的な生産供給体制を確立するために、稼働から一定の年数が経過している現医薬品工場に代わる新工場を建設し、生産を移管することにした。
今回建設する新工場は、生産工程における省力化を実現するとともに、投資判断においてはICP(インターナルカーボンプライシング)を活用し、CO2排出量を低減するなど環境にも配慮した設計としている。 提供:建通新聞社