大洲市は「大洲市民文化会館新築工事設計業務」の公募型プロポーザルを公告した。脱炭素社会の実現に向け施設のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を目指す考えで、ZEBプランナー登録の建築関係建設コンサルタント企業による単体企業や代表構成員もしくは構成員とする2〜3者の共同企業体による参加を求める。参加申込書の提出期限は12月22日。技術提案書などの提出期限は2023年2月13日を予定しており、その後、2月下旬の1次審査(書類審査)、3月中旬の2次審査(公開プレゼンテーション・ヒアリング)を経て4月に契約を締結する。履行期限は25年3月中旬。
技術提案では施設計画、ホール計画、環境配慮・コスト低減、防災機能・その他の各項目について提案を求める。整備基本計画によると、23年度に基本設計、24年度に実施設計、25年度〜28年度に整備(造成など含む)、29年度下半期に開館するスケジュールとなっている。
計画規模は延べ床面積5500平方bを想定。施設はホールエリア(2500平方b)、創造支援エリア(560平方b)、交流エリア(250平方b)、管理運営エリア(150平方b)、防災備蓄庫(60平方b)、共用部(1170平方b)、機械室(810平方b)で構成する。ホールエリアには客席が700〜778席程度の2層構成のメインホールを設ける。創造支援エリアには客席が200席程度の可動席のサブホールを設ける。またZEB化の取り組みとして、エネルギー削減率50%以上とするZEB Readyの認証取得を目指すことにしている。
敷地面積は約1万6000平方b。そのうち、建設用地(第1駐車場含む)が約1万1500平方b、第2駐車場用地が約2400平方b、第3駐車場が約2100平方b。想定建設工事費は外構工事を含めて約57億円以内。整備基本構想・基本計画はシアターワークショップ(東京都渋谷区)が担当。
建設地は東大洲198他。
提供:建通新聞社