京都府教育委員会は2日、公募型プロポーザルの京都府立丹後郷土資料館再整備基本・実施設計等業務について、石本建築事務所大阪オフィス(大阪市中央区)を候補者に選定したと発表した。同社の総合点は75・29点。
選定理由は「業務内容や業務趣旨及び現状に関する理解が十分あり、的確性、独創性のある企画提案に基づく効率的・効果的な業務遂行が期待できるため」。
プロポ参加は、石本建築事務所大阪オフィス、新素材研究所、地域計画建築研究所、ケースの計4者。
業務期間は令和6年6月28日。
委託上限額は9641万3000円。
再整備では、現資料館(本館)の耐震補強工事を含む改修に加え、本館北側別棟や別館を新築する。また今回の業務には含まれないが、資料館から南西に約1・5q離れた別敷地に収蔵施設を建設する計画。
予定スケジュールによると、令和4年度に本館・別館基本・設計(〜6年度)、収蔵庫新設等設計(〜5年度)を行う。5年度に収蔵庫新設工事に着手し6年度に完成、6年度に本館改修工事・別館新設工事に着手し8年度の完成・リニューアルオープンを目指す。