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　自由民主党富山県議会議員会の稗苗清吉会長ら役員は１日、県庁に新田八朗知事を訪ね、県政課題や２０２３年度県予算に対する要望書を提出した。
　稗苗会長は、「市町村支部や友好団体からの要望２１３２項目を受け、要望書としてまとめた。限られた予算の中で知恵を出していただき、実現に向けての取り組みをお願いしたい」とあいさつ。これに対し、新田知事は「引き続き、新型コロナ対策は最優先で取り組んでいかなければならない。県民の幸せ・ウェルビーイングの向上に資する様々な事業もさらに強力に推進する。ＤＸの推進、カーボンニュートラルの実現、スタートアップ支援などにしっかりと取り組んでいく。今回の要望は、これから本格化する予算編成で参考にしたい」と答えた。
　県政の重要課題についての提言は、持続可能な公共交通ネットワークの構築、安全・安心な県づくり、環境・エネルギー先進県づくりなど１１項目。主な内容として、▽本社機能や研究開発拠点機能の誘致▽富山児童相談所を含む新たな子ども支援拠点の整備▽警察署の再編統合▽安定的・持続的な公共事業予算の確保▽ゼロカーボンシティ富山の実現−などを盛り込んだ。
　２３年度予算に対する重点要望は１５項目。