地域懇談会で施設概要と工程提示
年度内設完、23年度工事発注
飯山市は、11月28日から12月1日にかけて新統合小学校開校に向けての懇談会を開催。現在実施設計中の施設概要を公開し説明を行った。
新統合小学校は、2025年4月に開校を予定している城北中学校区の4小学校を統合した新しい学校の開校に向けた計画である。建設予定地は城北中学校の南側グラウンド。懇談会では、現在、宮本−仲條設計JVが実施設計を行っている新統合小学校の設計資料(案)が公開され、具体的な内容や要望を盛り込んだ箇所などを説明した。
施設概要は校舎・体育館合わせたものでS造2階建て一部地下1階建て。延べ面積は基本設計段階のもので6752u。
設計資料をみると、校舎の1階は普通教室(4室)をはじめ給食室、職員室、特別支援学級(3室)、理科室、図工室、多目的室、保健室、スキー置場などがあり、校舎の中央に図書館機能を有したブックメディアラウンジを配置する。トイレは男女それぞれ3カ所、多目的トイレ2カ所、職員トイレ1カ所、別途給食室内にもトイレ1カ所。地階部は機械室を見込んでいる。
校舎の2階は普通教室(8室)、家庭科室、音楽室、外国語教室、多目的室(地域交流室)、児童クラブ、放送室などを配し、トイレは男女各2カ所、多目的トイレ1カ所。1・2階を通じてエレベーターを1基配置し、規模は検討中。校舎の中央部は吹き抜けの形をとる。
体育館はS造2階建て、延べ面積1100u(基本設計段階)でバスケットコート2面分、体育館内には倉庫を3カ所(ステージ脇2カ所、ほか1カ所)、2階には体育館専用の放送室を設ける。
統合小学校関連の周辺整備は、通学路などの道路整備を予定。施設整備と同時に進めるため、現在拡幅や歩道整備の設計を進めている。
今後のスケジュールとしては、年内に実施設計を完了。工事発注時期については検討中だが、23・24年度の2カ年で整備を行い、25年4月の開校を目指す。
提供:新建新聞社