かほく市は29日までに、第4期となる市上下水道事業包括的民間委託の公募型プロポーザルを実施し、優秀提案者にヴェオリア・ジェネッツ・西原・柿本・河北郡衛生特定業務委託共同企業体(JV)を選定した。今後、同JVと契約締結する。29日の市議会全員協議会で市側が報告した。
今月11日に開催された審査委員会でヒアリングを実施し、決定した。プロポーザルには2者が参加していた。予定価格は15億4300万円。
4期目となる今回の業務期間は23年4月から5年間。受託事業者は上下水道と農業集落排水の浄水場やポンプ場、配水池、管路、浄化センター、管渠、マンホールポンプなど各施設の維持管理のほか、検針、料金徴収・窓口関係といった各業務を担当する。
市は2010年度から、技術者確保や経費削減、事務効率化、サービスレベル向上などを図るため、包括的民間委託を導入し、段階的に水道、下水道、農業集落排水と業務範囲を拡大している。