名古屋市住宅都市局は11月28日、名古屋駅で計画する東西自由通路の増設で、幅員を9bで計画していることを明らかにするとともに、整備に250億〜350億円程度は必要とする規模感を示した。今後、設計などの検討を通じて、概算整備費を算定する見通し。11月市会で、斉藤たかお議員(自民)の質問に答えた。
新たな東西通路は地上レベルに新設し、幅員は9bを計画、通路沿いにはにぎわいスペースを設ける考えも示した。現在は、支障物件の移設検討の他、施工計画検討を進めており、今後の検討・設計を通じて事業費を確定させていくとしている。
名古屋駅の東西自由通路は現在、中央コンコースの1ルート。名古屋駅駅前広場の再整備プラン(中間とりまとめ)では、東西ネットワークを強化するため、中央コンコース南側に新たな東西自由通路を整備する。名鉄バスターミナル(想定)や近鉄の地下改札、JR在来線改札、あおなみ線改札を直線で結ぶ形で整備することで駅東西の乗り換え動線を強化するとしている。
提供:建通新聞社