大曲仙北広域市町村圏組合は、DBO方式で実施する新大曲仙北広域中央し尿処理センター施設整備の事業者にJFE環境テクノロジー(千葉県)を選定した。落札金額は43億8,496万2,802円(建設工事費〔設計含〕27億5,000万円、運営・維持管理業務委託16億3,496万2,802円、いずれも税込)。29日に開催された第2回組合議会定例会に請負契約締結議案が上程され、議決されている。
計画は、大曲仙北広域し尿処理センター(大仙市花館字大戸下川原3−24ほか)を現在地で建て替えるもの。既存施設は鉄筋コンクリート造および鉄骨造2階(B1F)建て、建築面積約3,800u規模(処理能力182kL/日)。
新施設の規模は136kL/日(し尿36kL、浄化槽汚泥89kL、有機性廃棄物〔農業集落排水施設汚泥〕11kL)。処理方式は水処理方式が前脱水+希釈+下水道放流方式、資源化設備が助燃剤化方式としている。基本計画策定はエイト日本技術開発で行った。
事業期間は22年3月31日までの約17.5年間。このうち、設計・建設期間が7年3月31日まで、運営・維持管理期間が同年4月1日から22年3月31日までとなっている。
なお、既存施設は新施設の稼働後に解体する予定で、時期については今後、検討する。
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秋田建設工業新聞