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建通新聞社
2022/11/29

【大阪】箕面市 病院建て替えで22年度に基本構想

 市立病院の移転建て替えを計画している箕面市は、新市立病院の整備方針を明らかにした。2027年度の開院を目指し、整備手法を工期短縮が期待できるアーリー・コントラクト・インボルブメント(ECI)方式または基本設計からのデザインビルド(DB)方式から選ぶ。22年度中にパブリックコメントを実施し、基本構想を策定する考えだ。
 建設地は船場東1丁目で、大阪船場繊維卸商団地協同組合が所有するCOM1号館の跡地と隣接する新船場北公園の敷地面積1万7485平方b。現市立病院の老朽化の状況や、再編統合による新病院整備に対する交付税の特別分が原則27年度までの措置となっていることから、同年度の開院を目標に25年ごろに着工するとみられる。
 市周辺の豊能医療圏にある他病院と再編統合することで、最低300床、可能な限り350床に近い病床数を確保。運営方法は指定管理者制度を採用し、指定期間は20年間とする。診察科は現市立病院の構成を基本としつつ、呼吸器・免疫内科や肝臓内科、放射線治療科など6科の新設も検討している。
 現市立病院は1981年7月に開院。病床数は317床で、このうち50床が回復リハビリ病床。施設規模は、本館が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て塔屋2階付き延べ2万0782平方b、リハビリテーション棟が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て塔屋1階付き延べ1万3330平方b。