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米子市が整備を進める米子インター西産業用地（米子市赤井手）に、食料品製造業の源吉兆庵（岡山市北区）、運送業のＬ物流（米子市加茂町２丁目）、産業機械器具卸売業の三協商会（鳥取市南吉方１丁目）の３社の進出が決まった。市は２０２２年度内に用地内の水路工事に入り、23年度に造成工事に着手、各社の着工に備える。
　用地は、米子インター周辺工業用地（米子市赤井手）南側の農地約５�f。測量設計がほぼ終わり、農用地区域からの除外手続きなどに入っている。用地内には道路や調整池も整備される計画で、３社の進出により、区画は全て埋まる。
　進出決定を受け、市経済戦略課はインフラ整備の一環として、12月定例市議会に水路整備費を盛り込んだ一般会計補正予算案を追加提出したい考え。造成工事後、24年度に各社に用地提供し、工事着手に取り掛かってもらう。
　３社のうち、源吉兆庵は米子市流通町に構える鳥取・米子大山工場の生産拡大の一環として、分譲面積２・２�fで新工場建設を計画。ヨーグルトの製造強化に取り組む予定で、25年春の完成に向けて調整を進める。
　Ｌ物流は冷凍や冷蔵の商品を取り扱い、運搬する拠点として事務所と倉庫を整備する方針。分譲面積１・１�fで、25年夏から秋の操業開始を予定する。
　米子インター周辺工業用地にグループ会社の集約を決めている三協商会は、分譲面積０・５�fで同市両三柳の米子支店を拡張移転する。24年度中の操業開始を目指すという。

日刊建設工業新聞