徳島市は下水道終末処理場「中央浄化センター」と住吉にある宮の本など6カ所の排水機場の耐水化対策の策定業務をニュージェック(大阪市北区)に委託した。水害に備えハード・ソフト両面から耐水化対策を立案するもので、本年度末までに取りまとめる。
洪水や氾濫などの災害発生時に下水道施設の機能が停止しないよう対策を検討する。ハード対策(防災対策)としては防護壁、覆蓋、止水板・防水扉による防水化、設備の高所移転や耐水化などを予定。浸水想定区域図、地盤高さ、過去の水害による被害実績などから、施設ごとに水の浸水経路となる開口部の浸入開始高、開口寸法、開口種別の他、主要設備の配置と設置高さを把握した上で、対策すべき浸水深さや対策を固める。
耐水化を検討するのは、中央浄化センター(南昭和2)が日量処理能力6・3万dの終末処理場と雨水ポンプ5台。排水機場と雨水ポンプは、宮の本(住吉1)が4台、住吉橋(住吉1)が1台、徳住橋(住吉1)が1台で将来2台を予定、住吉西(住吉1)が1台、住吉北(住吉4)が2台、火薬庫横(住吉6)が3台。
提供:建通新聞社