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建通新聞社
2022/11/28

【大阪】JR西日本 弁天町駅新駅舎を整備

 JR西日本は、2025年大阪・関西万博に向けたアクセス輸送で、JR弁天町駅に新駅舎を設置することを計画している。12月に着工する予定で、25年春の完成を目指す。万博アクセス輸送に関わる事業費として、弁天町駅改良の他、西九条駅と桜島駅の改良やホーム柵の設置などに約100億円を投じる予定だ。
 JR弁天町駅の新駅舎は、現在の南口改札と北口改札の間に整備し、新改札口(仮称新南口・新北口)を設置する。駅舎面積は約2200平方b。この他、エレベーター2基やエスカレーター4基などの昇降設備、バリアフリートイレ2カ所を整備する他、ホーム柵を設置する。万博終了後、既存の南北改札口は新改札口に機能を集約する予定だ。
 大阪メトロ中央線との乗り換えについては、JR弁天町駅内回りホームから中央線弁天町駅の改札階へ直接つながる「連絡通路」を大阪メトロと共同で新たに整備する。段差がなく、スムーズな乗り換えが可能になる。さらに、連絡通路と接続するJR弁天町駅内回りホーム改札を新設する。
 JRゆめ咲線ルートでは、桜島駅でシャトルバスへ乗り換える際に安全性向上のための駅改良、西九条駅でホーム柵の設置などに取り組む。 
 万博アクセス輸送の他、JRゆめ咲線の列車、駅、直通臨時列車のカーボンニュートラル化、脱炭素に資するシャトルバスの運行にも取り組む。