日本工業経済新聞社(群馬)
2022/11/25
【群馬】上州富岡駅北地区再編事業 23年度事業概要
富岡市は2023年度、上州富岡駅北地区再編整備に向け、幹線道路2号線と街区道路3号線の電線共同溝設計と上水道管および下水道管設計の委託を計画している。駅北地区約12ha内には幹線道路2号線、街区道路3号線のほか、幹線道路1号線、街区道路1号線、2号線、4号線、5号線の整備を行う。また、上州富岡駅北公園の整備も実施する。なお、幹線道路1号線が19年度、街区道路5号線は21年度に工事が完了している。
電線共同溝設計を計画する幹線道路2号線は約350m、街区道路3号線が約190mの路線。上水道管および下水道管の敷設延長や管種、口径などは設計で検討する。
現在は幹線道路2号線と街区道路3号線の測量調査設計や街区道路1号線、2号線、4号線の予備設計を技研コンサル(前橋市)に委託し実施している。幹線道路2号線と街区道路3号線の測量調査設計が23年2月17日、街区道路1号線、2号線、4号線の予備設計は23年3月15日の履行期限でまとめる。
幹線道路1号線は国道254号バイパスから南進し、富岡駅東駐車場の北縁、西縁を通り上信電鉄までの延長約450mの路線。
幹線道路2号線は、主要地方道前橋安中富岡線と幹線道路1号線を東西に結ぶ延長約350mの路線。幅員は10m。前橋安中富岡線から東へ向かった約100m区間(市道6010号線の一部)では約3mの現道幅員を拡幅する。残る約250mが新設区間。
街区道路1号線は、幹線道路2号線の拡幅区間から、ほぼ直線で南下する約170m区間となり、幅員を8mに広げる。同線南側の一部は建築基準法の42条2項に規定されている道路(通称・2項道路)で、大部分は個人の公衆用道路となっている。
街区道路2号線は、前橋安中富岡線から東進し、富岡駅東駐車場までを結ぶ約240m区間。市道6011号線(幅員約2・5〜3m)と6012号線(幅員約4m)で構成されており、8mへ拡幅する。
街区道路3号線は、街区道路1号線と街区道路2号線との接続部から南進、鉄道手前を東に向かい、幹線道路1号線へ接続する延長約190mが対象。新設区間となり、幅員6mで整備する。事業費は3億930万円を想定。
街区道路4号線は市道6015号線(幅員約4m)、6010号線、個人の公衆用道路(幅員約2m)で構成。幹線道路2号線の中間付近から南下し、街区道路2号線までを結ぶ延長約160mの路線。現道を拡幅し、5m道路にする。
街区道路5号線は、前橋安中富岡線から上信電鉄線路沿いを東へ向かった延長約65mの路線。
上州富岡駅北公園は550uで整備を計画する。