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　愛媛県は「とべもりゼロカーボン夢プロジェクト計画」で、順調なら11月末までにモデルプラン案を作成する。２０５０年の脱炭素社会の実現に向け、松山市と砥部町にまたがる「とべもりエリア」（とべ動物園、総合運動公園、えひめこどもの城）を対象に、30年度までに取り組む施策を盛り込む。23年２月にも脱炭素先行地域として「とべもりエリア」の特徴や優位性を生かした計画案としてまとめる。
　モデルプランでは太陽光発電設備の導入を主な施策として検討するとともに、「とべ動物園へのバイオガス発電・熱利用設備の導入可能性調査」の検討結果も含めた幅広い再生可能エネルギー設備の導入可能性を探る。各再エネ設備について、設置施設、場所、電力使用量（負荷）や設備容量（規模）などを検討し、事業採算性も評価する。策定業務は大日本コンサルタント（東京都千代田区）が担当している。また作成に当たっては愛媛大学が協力する。
　23年度以降は策定したプランに基づき、国庫補助金などを最大限活用し、具体的な再エネ設備などの導入を進め、温室効果ガス排出量を削減させゼロカーボン達成の先行事例とするなど、県内の脱炭素の取り組みを加速させる考えだ。
提供：建通新聞社