流山市は、2020年度に取得した東部アーバンパークライン江戸川台駅東口の日本貿易振興機構(ジェトロ)江戸川台職員宿舎跡地2088・48uにおける行政施設と老朽化した公共公益施設の集約について、民間活用による整備の可能性を検討している。併せて、民間事業者によるにぎわい機能の整備・運営などについても探る。23年度から25年度までに設計・工事を完了させ、26年度の供用開始を目指している。関連して、21日には「江戸川台駅東口周辺地区再整備事業に係るジェトロ跡地サウンディング型市場調査」の手続きを開始した。
調査では幅広く提案を求め、民間事業による整備や運営の可能性を把握し、より実現性や整備効果が高い事業内容としていく。
12月21日に実施する事前説明会の申込書の提出を14日まで受け付けている。同月21日から23年1月16日まで個別対話の参加申込書および資料の提出を求め、25日から27日までに個別対話を実施。23年2月下旬頃に実施結果を公表する。
ジェトロ跡地は江戸川台東2―6―4に所在。市街化区域、第二種中高層住居専用地域に属している。
「江戸川台駅東口周辺地区再整備エリアビジョン案」において、駅前広場および商店街通りと合わせた3つの核として、駅周辺の再整備を進める方針が示されている。
跡地の整備予定機能については、「駅前広場・商店街と一体となった、にぎわいづくりの核となる機能」に700〜1800u、「江戸川台駅前庁舎・北部地域包括支援センターなどの行政施設のほか、老朽化した公共公益施設の集約」に1000〜2200uを予定。事業の条件として、市による土地の所有の継続を求めている。