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日本工業経済新聞社(埼玉)
2022/11/21

【埼玉】幸手市 ごみ焼却施設の解体時期探る

 幸手市は、老朽化のため2002年度から稼働停止しているごみ焼却施設(木立1779−5)の解体に向けた予算措置のタイミングを探っている。当初計画では、23年度にも解体工事の設計、発注支援業務などを委託する考えがあったが、現時点で23年度予算化の可能性は低い。
 老朽化した現施設は、ダイオキシン類の排出基準にも抵触し、再稼働はほぼ不可能。市は「速やかな解体に努める」方針を決め、23年度設計、24年度解体工事といった行程案を描いていた。
 跡地活用を見据えた施設解体とする考えだが、跡地活用に用いる国庫補助の検討など具体的な議論は始まっていない。社会情勢を踏まえ、ほかに優先すべき事業が出てきたこともあり、解体の当初目標は事実上白紙となっている。
 現施設の延べ床面積は1868・8u。1983年3月に竣工した。解体は必至だが、23〜24年度よりあとの予算措置となるもよう。