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　東近江市は、能登川地区の伊庭内湖に面し、湖辺の景観を楽しむことができる施設「能登川水車とカヌーランド」のリニューアル工事を計画。今年度、指名競争入札（11月30日開札）で設計を発注し、年度内に業務を取りまとめ、23年度に工事を実施する計画だ。設計発注段階での概算工事費は、1億円から1億2000万円と見込む。
　能登川水車とカヌーランド（同市伊庭町、伊庭内湖湖畔、敷地面積1万4382・86平方�b）は、水や水車の歴史と親しみ、直接ふれあえる観光レクリエーション施設として、1992年（平成4年）4月に竣工。恵まれた自然環境の中で、訪れる人々が水や水車に親しむ施設として管理運営している。
　しかし、開園から30年が経過し、施設の象徴である大水車（直径13�b）や水車の歴史を伝える水車資料館をはじめとする各種施設の老朽化が問題となっている。
　そこで、高床式木造瓦葺平屋建、243・68平方�bの水車資料館や屋外トイレの改修、排水処理設備（浄化槽）の更新を行なうとともに、車軸の故障により稼働できなくなっている大水車の改修などを計画した。
　施設を所管する市商工観光部観光物産課では、今後の施設運営に向け、20年度にサウンディング型市場調査を行ない、21年度には「活用方針及び整備計画」の策定を発注。また、カヌーランドは2025年度（令和7年度）に滋賀で開催される国民スポーツ大会でのカヌースプリント競技の会場となることから今年度、特設コースの浚渫工事に向け設計業務を進めている。

提供：滋賀産業新聞