西諫早団地第一公園内に移転へ 鉄骨造2階建、23年度本体着工 諫早市は、老朽化が著しい太陽保育所(諫早市馬渡町)の施設整備事業を計画。近隣に立地する公園に移転新築する予定だ。事業期間は4年間で、概算総事業費は約12億6000万円。12月補正予算案において、造成工事費1020万円を計上した。2023年度債務負担行為は1500万円。23年度以降、本体工事に着手。24年度の完成を目指す。
移転場所は市立真崎小学校に隣接する西諫早団地第一公園内(諫早市堂崎町6番地)。駐車場等を含めた同公園の面積は2万4678平方b。このうち、芝生広場の約半分にあたる2835・31平方bが敷地面積となる。構造は鉄骨造2階建てで、延べ床面積は1894・33平方bとなる見込みだ。
「建築設計まもなく終了/造成工事に約1千万円」
事業担当課である市こども福祉部こども政策課によると、21年度に建築設計業務、土木設計業務等に着手。土木設計業務はすでに終了。建築設計業務はまもなく終える予定という。22年度中に造成工事に着手。23年度に入札手続きに入り、建築主体工事、機械設備工事、電気設備工事、外構工事に取りかかる。
また、既存の太陽保育所施設に関して市は、現時点で利活用するか、解体するか、対応を決めておらず、今後検討していく構え。このため、現施設関連の経費は概算事業費に含まれていないという。
既存の太陽保育所は、諫早消防署西諫早分署の横に立地。築後48年が経過し、施設の老朽化が進行。このため、市が施設の建て替えを計画。安心して子どもを育てるための環境整備を行うこととした。
今回の事業に関し市こども政策課は「保育施設を充実させることで、安心して子どもを産み育てる環境や子どもが健やかに成長できる社会を実現でき、子育て環境の向上が図られる」として、事業実施に大きな期待を寄せている。