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　三井化学（東京都港区新橋１ノ５ノ２）は、名古屋工場に炭素繊維の量産に向けた実証設備を導入すると発表した。投資額は約20億円。２０２３年12月の完成を目指す。
　今回の設備の導入は、マイクロ波化学（大阪府吹田市）と共同で実施する。同社が持つ、炭素繊維の焼成技術「Ｃａｒｂｏｎ―ＭＸ」を基に、両社で量産技術確立の検討を進める。マイクロ派の特性を生かして加熱処理時間を短縮することで、エネルギー消費量を50％削減する他、電源の再生可能エネルギーへの置き換えにより90％以上のＣＯ２削減が期待できるという。
　名古屋工場の所在地は、名古屋市南区丹後通２ノ１。


提供：建通新聞社