斜面防災対策技術協会富山支部(田中洋一郎支部長)、富山県地質調査業協会(津嶋春秋会長)は17日、県庁に市井昌彦土木部長を訪れ、防災・減災や国土強靱化への積極的な貢献に向けて事業予算の確保など5項目の要望活動を行った。
この日は、協会顧問の坂田光文富山市政策参与と中川忠昭県議、田中支部長、松島一敏理事らが参加。田中支部長が市井土木部長に要望書を手渡し、「国土強靱化対策では、昨年・一昨年度と多くの予算が確保されたことに感謝申し上げる。今年度は補正予算による上積みに期待をしている」と述べた。
主な要望内容は次の通り。
▽県土強靱化を図るため地すべり対策事業および斜面崩壊対策事業に係る予算の安定的・継続的な確保
▽地質調査に係る事業量、事業費の安定的・継続的な確保
▽担い手確保、働き方改革(労務単価の引き上げ、適正な工期の設定、施工時期の平準化、インフラDX等の推進による生産性の向上)
▽地すべり防止施設の補修や更新工事、定期点検の計画的な実施
▽「立山・黒部」世界文化遺産登録に向けた支援