能美市は18日、一般会計に9億6300万円を追加する12月補正予算案を発表した。10月専決補正予算も含むと一般会計の累計額は274億3100万円となった。主な内容として、老人福祉センター白寿会館施設改修事業費などを盛り込んでいる。
大浜町地内にある白寿会館の改修事業には2億1617万1000円を計上。同会館の施設規模はSRC造2階建て延べ約1400平方メートル。研修室や休憩室、入浴施設を有し、地域における老人のサークル活動や憩いの場として活用されている。
計画によると、老朽化が進んでいる設備の更新や省エネ、バリアフリー化などを含む全体的な改修を実施する。実施設計はコスモ計画設計(金沢市)が担当。
このほか、能美市立病院の地域医療推進センター機能を白寿会館の1階に移転させる。これに伴い、同会館の内装改修300平方メートルや空調、給排水衛生、照明設備、情報通信設備、消防設備の改修も行う計画だ。
同会館は1999(平成11)年に建設された。定期的に補修を施しているが、築後20年超が経過し、年々老朽化が進んでいる。このため、施設の長寿命化や障害者などに配慮したユニバーサルデザインに一新し、安全面や利便性の向上を図る。
一般会計の主な内容は次の通り。
▽市役所本庁舎施設改修費 1300万円
▽保育園施設改修事業費 1175万4000円 福岡保育園の玄関前防護柵設置、豊美保育園の屋根改修など
▽児童館施設改修事業費 1782万円
▽市営住宅改修事業費 4600万円 市営緑町住宅の外壁改修
▽新給食センター整備運営事業費 1億1550万円 用地造成、水道管引き込み工事
▽道路舗装改修事業費 7800万円
▽市道改良事業費 3700万円
▽浸水対策事業費 2900万円