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建通新聞社
2022/11/21

【大阪】市岡商業高校跡活用 万博視野ニーズ探る

 大阪市は、もと市岡商業高校跡地の活用の検討で、夢洲における万博やIR開業を視野に入れた開発ニーズも探るため、学校法人以外の民間事業者(商業・不動産デベロッパー、インフラ企業などを想定)を対象にヒアリング調査を実施する。現在公告中の「大阪市港区弁天町駅周辺の回遊性向上に関する検討調査業務委託」の中で行う。
 同跡地は、2014年に大学の設置を条件とする売却を試みたことから、大学などの教育機関の立地の可能性を探るとともに、万博やIR開業を視野に入れた開発ニーズも探る。
 物件所在地は大阪市港区弁天1ノ5ノ23(住居表示)。地下鉄弁天町駅から北西に約500bの立地。東側で幅員約11bの市道、西側で幅員約27bの市道、南側で幅員約15bの市道、北側で幅員約8bの市道に接面している。
 敷地面積は1万9408・29平方b。用途地域は第一種住居地域(建ぺい率80%、容積率300%)。準防火地域に指定される。
 既存の主な建物は▽第1号校舎(3階建て延べ床面積1803平方b)▽第2号校舎(3階建て同1939平方b)▽第3号校舎(3階建て同2125平方b)▽第2号校舎と3号校舎接続(3階建て同567平方b)▽情報処理実習棟(3階建て同843平方b)▽食堂(2階建て同601平方b)▽格技場(平屋350平方b)▽講堂兼体育館(3階建て同1840平方b)―がある。この他、クラブ室棟や倉庫、電気室、渡り廊下などがある。